11月・12月はスペイン語検定の受験対策を集中的にしながらも、試験勉強に飽きてきた頃に以前書店で見つけて印象に残っていたこちらの本をAmazon Kindleで購入し気分転換に読んでいました。
ラテン語という共通のルーツを持つフランス語・スペイン語・イタリア語
フランス語とスペイン語とイタリア語は元々は古代ローマ帝国時代に使われていたラテン語から派生した言語ということで、同じルーツを持っています。
この本ではカバーされていませんがポルトガル語も同じです。
自分の言葉で説明するのが難しいのでChatGPTに質問しました。
似ている他の言語が気になってしまう現象
私はスペイン語を集中的に学習ですが、これらどれかの言語を勉強されている方は、やはり似ていると言われる他の言語も気になってしまうのではないでしょうか。
私はまさにそのタイプで、スペイン語のmeetupなどを通して出会った中で、「私はスペイン語語がネイティブだが、親の片方がイタリア人なのでスペイン語に似ているイタリア語もあとから習得した」や逆のパターンの「イタリア人でイタリア語ネイティブだが、スペイン語圏のパートナーと出会って今ではスペイン語での会話を楽しんでいる」や、また「スペイン人だけど、フランスに住んでフランス語勉強したら、先に身につけたポルトガル語を忘れてしまった」など、同じ「ロマンス諸語」にカテゴライズされるこれらの言語習得にまつわる話をたくさん耳にしてきました。
そのうちに「どれくらい似てて、どれくらい異なるんだろう?」「似てるから一緒に勉強すると先に覚えた方と混乱して効率が悪くなるっていうのは本当なんだろうか?」といった疑問がたくさん湧いてきました。
共通点があるからこそ一緒に学ぶと発見があって面白い
この本の面白いところは、上記の画像のように、一つのフレーズをフランス語・スペイン語・イタリア語でどのように言うのか比較した形の構成になっているところです。
各言語をネコのキャラクターの個性に例えて説明しているので、理解しやすいです🐈
ラテン語おじいちゃんネコのL麻呂が、フランス語のF奈、スペイン語のS樹、イタリア語のI美に、ラテン語時代からどのように変化していったのか会話形式で問いかけているコラムが面白いです。
各言語に対する私の個人的な印象
スペイン語
私はスペイン語を一番先に学んでいて親しみも深い言語ということもあるのですが、やっぱり発音はローマ字読みで通じるし、初めてこの言語に触れる人でも文章の中で名詞・形容詞・動詞・副詞が直感で理解できる、ロマンス諸語初心者にとって一番難易度の低いものだと言い切って問題ないのでは、と思います。
イタリア語
スペイン語より少し複雑になった言語という印象を受けます。でも発音がダンスのようにアップダウンがあってリズミカルで楽しい。素直に話せたら絶対楽しい言語だろうなと思います。たまにミニシアター系の映画館でイタリアの映画を観ることがあるのですが、やっぱりスペイン語に似てる!と感じることが多いです。
フランス語
一つひとつの言葉はスペイン語、イタリア語、そして英語にも似ていて親しみやすいのに、文章になった途端発音が難解過ぎて敷居が高い言語というのが私がフランス語に抱く印象です。フランスの映画や音楽などサブカルチャーにもっと触れたら身近に感じるようになっていくのかなという印象。
まとめ
まだ本の30%くらいまでしか読めていないので、読み終わったところでまた今持っている印象と変わるかもしれません。
フランス語・スペイン語・イタリア語のどれか、もしくは3言語全てに興味があるけど、一つずつ本を買うのはお金も時間もかかってハードルが高いと感じている方に是非オススメしたい一冊です!