洋書を読み返す『How Starbucks Saved My Life』

こんにちは。2月は毎日慌ただしくてブログが書けていませんでした。

最近は英語で読書する習慣を取り入れたいと思い、久しぶりにAmazon Kindleを開きました。

How Starbucks Saved My Lifeという本

そして今読んでいるのが、この”How Starbucks Saved My Life (A Son of Privilege Learns to Live Like Everyone Else)”です。

私が最初にこの本を読んだのは2010年ごろだったと思います。2007年にアメリカで出版されベストセラーになった話題作として本屋の洋書コーナーで大体的に取り上げられていました。

How Starbucks Saved My Life

金持ち白人男性がスターバックスの店員として第2の人生を始める

この本は著者のマイケルさんの実話をベースに描かれています。

マイケルさんはニューヨークの上流階級の家庭に生まれ、50代半ばまで何不自由ない生活をしてきましたが、老舗の広告代理店のJWT(日本で一番近いのは電通でしょうか?)に解雇され、離婚も経験し、一気に奈落の底に突き落とされます。

それから10年ほどは自社のコンサル会社で細々と生計を立てていましたが、ある日ニューヨークのしょっちゅう通っていたスターバックスで若い黒人女性のマネージャーから「うちで働きませんか?」と声をかけられ、63歳にしてスターバックスの店員として働くことになります。

金持ち白人ばかりの上流社会で生きてきたマイケルさんが、これまで交わることのなかった異人種やバックグラウンドの人たちと交流しながら、スターバックスの店員としてセカンドライフを始める、ラテのように心がほっこりと温まる物語です。

 

和訳版は流石に企業名を出すのはタブーだったのか、『ラテに感謝!』というタイトルで発売されています。私は英語版は細かな部分までは理解できなかったので、日本語版も購入して読みました。

Amazon.co.jp: ラテに感謝! How Starbucks Saved My Life―転落エリートの私を救った世界最高の仕事 : マイケル・ゲイツ・ギル, 月沢 李歌子: 本

英語のレベル

当時、本屋ではTOEIC600〜700点くらいの英語中級者レベル向けという帯が付いて販促されていました。

基本的に日常の会話や風景描写を中心に話が進んでいくので、難しくはないですが、たまに病院での診察や持病の話題などで聞いたことのない用語もチラホラ出てくる感じです。

現在のマイケルさん

ChatGPTによると、マイケルさんは2025年現在で推定85歳だそうです。

”How Starbucks Saved My Life”でベストセラー作家の仲間入りをしたあとも、”How to Save Your Own Life”や、昨年2024年にも"How Life Begins at 80"という新作をリリースしたり、現在も精力的に活動されているようで安心しました。

"How Life Begins at 80"の裏表紙の著者の説明文に、"he found a job at Starbucks where he still works as a barista"と書かれていることから、2024年にこの本が出版された時点では80代にしてまだスターバックスの店員として働かれていたようです!

"How Life Begins at 80"の裏表紙

最後に

著者のマイケルさんのインタビュー(音声)です

youtu.be